子どもの病気の色々

◆受診するとき
主要な症状(発熱、咳、鼻汁、頭痛、嘔吐、下痢、腹痛、発疹、機嫌、食欲低下など)が、いつから起こり、どのような経過をたどったかを、簡単にメモしたものを持って受診することをお勧めいたします。
今までにかかった病気やどんな種類の予防接種を受けているか、などを母子手帳やメモ帳に記入し、持参すると大変役立ちます。
また、他の医療機関で既に診てもらっている場合などは、遠慮なくその旨を告げてください。
◆受診してから
子どもの病気は、話を聞いたり、診察することで診断できるものもありますが、検査をしたり、しばらく経過をみなければ診断がつかないものもあります。
同じ疾患でも、症状は一人ひとり異なり、経過をみながら慎重に治療をすすめます。時には他の科の診察が必要なこともありますし、総合病院へ入院しなければならない場合もあります。
日頃から福岡市立こども病院、済生会福岡病院、九州医療センター、浜の町病院、福岡病院などと連携しています。入院が必要な場合はもちろん、外来で治療可能であっても、家族が入院を希望する場合は、それまでの検査結果や、治療経過などを記載した紹介状を書きまして、最も適切な病院を紹介いたします。
診断や治療、家庭での注意事項など少しでも疑問に思われるときは遠慮なく主治医あるいは病院スタッフにおたずねください。

症状別

◆発熱と解熱剤
子どもは、種々の病気で発熱します。
夜間など、急に発熱したとき、比較的元気であれば、水分を与え、経過をよく観察して、翌日受診してもかまいません。
もちろん、38度以上で、苦しそうであれば、お手持ちの解熱薬(頓服や坐薬)を使って差し支えありません。
(1)熱中症や極度の脱水でなければ41度の熱では脳障害はおこりません。
(2)発熱は病気を治す上で有効に働いています。
(3)解熱剤を使う目的は、熱のために睡眠や食事が十分とれないときに、眠れるように、食事がとれるようにするためです。これ以外の目的はありません。
解熱剤を使っても全く解熱しないときや、一度下がった熱がまた高く出た場合は、5-6時間たっていれば再度使ってもかまいません。
解熱剤を使用し熱が下がっても、病気が治ったのではありません。翌日は必ず受診し、医師の診断を受けてください。

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